最後に、最も重要なファクターが'ひと'です。'空間','もの'は、すべて'ひと'=マスタリングエンジニアによってアーティストやプロデューサーから届けられた作品をさらに磨き上げるための要素です。 スタジオライトスタッフでは、アーティストやプロデューサーからの作品に対する要望を聞き取り、作業に反映しています。たとえお任せの場合でも、その作品が制作された場面や録音状況などを精査し、さらによくなるポイントや修正すべきポイントを感じとった上で作業しています。 このことは、私たちがマスタリングエンジニアとしてだけではなく、アーティスト,プレーヤー,コンポーザー,プロデューサー,レコーディングエンジニアとしても多くのキャリアを持っているからこそなせる技と言えます。マスタリングにおいては、まず第一にリスナーの望む音作りを考えなければなりませんが、その上で作品に携わった人たちの思いを感じ取り、その魅力を理解し引き出せるよう考えていくことはとても大切なことです。だからこそ、エンジニアがミュージシャンならではの感性を持ちあわせていることは、よりよい作品に仕上げるための大きなアドバンテージとなりうるものなのです。 スタジオライトスタッフでは、そうしたエンジニア的視点とミュージシャン的視点が高いレベルで共存,融合しています。 |
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